プロゴルファー『合田 洋』公式ブログ
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純(菊池純)のこの記事を書いたときは、まだ純がサンクロレラでのツアー初優勝を遂げてはいなかった。その純も、度重なる腰痛にツアーのシード権を落としてから何年が経つのだろうか。
諸行は無常であるが、懐かしいこの記事をみると、誰よりも強い精神力を持つ純が復活の狼煙を挙げてフェアウェイを悠然と歩む姿が見えてくる。

良兼(川岸良兼)と出会ったのは、私が高校3年生のとき。
ティショットで我々を100yもおいてゆく その破壊的な飛距離が印象の的だったが、その後、ツアー生活を共に過ごすなかで、そのゴルフよりも彼の人柄に惹かれるようになったいった。
良兼は賢明で爽やかな人間性を持っている。

一見すると傍若無人きわまりないタテ(立山光広)の内面というのは意外に思うかもしれないが「細やか」である。プロゴルフツアーという共通のフィールドが無ければ、合田と立山が普通に会話をすることさえなかったでしょう? それほど、こと見た目に於いて、私とタテは種類が違うように見えるかもしれない。
しかしタテの内面を知るようになったとき、きっと誰であろうとも、彼の表面に現出する “振る舞い” を寧ろ好ましく感じてしまうのだ。
タテほど優しさに敏感な人間はいない。こいつは、『男』 なんだな。





 『武蔵野弁慶』 … 菊池 純


何者にも怖じることなく立ち向かい、
己を鍛える向上心と、
努力を惜しまぬ覇気に於いて、菊池を凌ぐ者は少ない。

14本の武器(クラブ)を、将に“駆使する”菊池のプレーは、
七つの武器(弁慶の七つ道具)を使いこなしたと伝えられる、古(いにしえ)の英雄
【武蔵坊弁慶】を彷彿させる。

死して尚、立ち尽くしたと云う弁慶の“立ち往生”は伝説ともなっているが…
菊池もまた、弁慶同様に “強い精神力” を以て、
如何なる下位(順位)からでも、不死鳥の様に浮上してくるのだ。

たゆまぬ努力と、素晴らしい精神力を持つ菊池のプレーは、見る人を決して飽きさせない。
魅力ある“武人”だ。

武蔵の野山が鍛えし“弁慶”=菊池 純…
気持ちの抑揚は激しい方だが、
弾ける笑顔は印象的で、彼を知るほどに好感を得るであろう。





 『加賀の巨砲』 … 川岸良兼


心優しい“加賀の大器”は、抗えない運命に翻弄(ほんろう)されたのか…
しかし、川岸の“魅力”は、いつまでも色褪せることは無い。

一言に“飛ばし屋”と称する人間は数多いるが…こと、川岸の飛ばしは一風違う。

インパクトで着火を遂げる【巨砲(おおづつ)】…
着弾点をさえ違えなければ、全てを粉砕するに似た、将に “破壊兵器” なのだ。
着火後(インパクト後)、緩やかな飛球にも見える川岸の打球は、
落下を躊躇う(ためらう)が如くに、いつまでも、あくまでも、ターゲットを目指し続ける。
その打球は恰も、フェアウェイやグリーンを…粉砕する様にも見えるのだ!。

日本海を、松原の向こうに望む“加賀の地”が、大らかで心優しい川岸の人物を育てた。
やや“舌っ足らずの語り口”も、彼の人物を和ませる。

巨艦(巨漢)大砲時代を確かに築いた川岸は、
虎視眈々と、荒廃した時代(現在)に楔(くさび)を打つべく、明日を見詰めている。

 




 『関東毘沙門天』 … 立山光広


甲冑を纏い、憤怒の姿で北方を守る【毘沙門天】を思わせる その風貌と、
(ほむら)の中心色を表す“石竹色(せきちくいろ=ピンク色)”を好む立山は…
火花散るインパクトから放つ“類い希なる飛距離”と、
特筆すべき“100у以内の寄せ”を武器に、
将に荒ぶり、フェアウェイを燃ゆるが如くに蹂躙(じゅうりん)してゆく。

己自身でも抑えきれない、その “猛き魂(たけきたましい)” は、
立山自身にとっても『両刃の剣』であり、
時に そのプレーぶりは、満身創痍(傷だらけ)の中でも突進が止まらない荒武者を思わせる。

立山よ。
毘沙門天の右手に掲げられし仏塔を見よ。
そこに住まいし四人の賢者は、毘沙門天の頭脳なり。
「びしゃもん」とは梵語の音、意味は“多聞”…毘沙門天の別名は多聞天である。

賢者の言葉に耳を傾け、並み居る夜叉を率い、プロゴルフ界を『守護する男』たるべし。





 

Posted by : 合田洋 | 侍プロゴルファー | 09:39 | - | - | - | - |
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