プロゴルファー『合田 洋』公式ブログ
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家族を考える  奇妙なやつ
 
雪が降った。今年の初雪だ。
どうやら、ちまたは寒気に包まれている。

寒い日に欠かせないのは何と言っても 風呂 である。
冷えた身体を湯船にうめると、まさに生き返ったような心地になる。
昨晩の風呂は更に格別で、指先に血液が循環していく感覚に、一日の疲れが吹き飛ぶような気がしたのは、私だけではなかったはずだ。
しっかりと身体を温めてから、脱衣所で濡れた身体を拭く。
そのとき思いを馳せるのは 晩酌 に他ならない。
寒い晩の薩摩焼酎の湯割りは、風呂と同様に、また格別なのである。

おや!?

足元に何かが動いた。
何か 妙なものが、私の脹脛を撫でていったのである。
ふと足下に眼を移すが、そこには何もいない・・・おかしいな?
不思議な感覚だったが、そこは気を取り直して、拭きあげた身体に寝巻きを纏い、火照った身体を冷やすが如く冷たい廊下でストレッチをする。
これは私の毎日の日課だ。

あれ!?

またしても、脛を何かが撫でる。
薄暗い廊下にたたずむのは、むろん私しかいない。

ふむ・・・。確かに不思議な感触ではあるが、決して嫌な感じではない。
スルリとすり抜けるようにして私の脛を撫でていくが、それに邪悪な気配はなく、ましてやザラつくような敵意を持ったものの仕業でもない。
それは、やさしい「温かさ」を持っている。

見ると今度は そいつ がいた。
私を見上げている。
今年になってから そいつ は我が家にいるんだったな。
そう。存在を忘れてしまうほど、家の中で そいつ に出会わないのだ。
我が家を棲家と定めてからの そいつ は、和室や階段、二階の本棚のうえ、居間の炬燵のなかや義父の布団のなかなどに蹲っている。
ときどき、あらぬ方向から声を掛けられてビックリする。
まったく気配を感じさせないやつだ。
ひょっとすると、自分の存在に気づいていない私を驚かすために、わざわざ気配を消してから声を掛けるというのだろうか・・・
まったく奇妙な生き物である。


おもむろに私は そいつ を抱き上げた。
すると、新品の弦楽器を奏でたような綺麗な声で、私に呼びかけてくる。

なんとも可愛い ♪





名前は 『ちゃみ』 
昨年11月に亡くなった義母が可愛がっていた猫である。
義父が我が家に引っ越して来たときに伴ってきたのだ。
君も立派な我が家の家族である。

猫を飼うのは初めてなのだが、これほど可愛いとは思いもしなかった。
なにより 【自由に生きている風】 が好い。
勝手に我が家を棲家と定め、勝手に屋内を徘徊し、勝手に飯を喰う。

居間への出入りも、勝手に自ら戸を開けて行っている。
ただ問題は、開けた戸を閉めることはしない。


――お母さん!ちゃみが、ちゃんと戸を閉めるようにはならないのかな?

――怖いこと言わないで!戸を閉める猫は、化け猫だって言うんだから!



なるほど。なっとくだ(笑)





Posted by : 合田洋 | 記事 | 09:30 | - | - | - | - |
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